何で、日本のスポーツは「人を育てる」というか「ひとりひとりを尊重する」「ひとりひとりの良さを伸ばす」ことをしてこなかったんでしょうね。
スポ少や部活は大会で良い成績をあげること。
できのいい子だけまともな指導を受けられる。
僕のような出来の悪い子は、教えてももらえない。その競技をやる価値もないのかと思っていたんだと思う。
ずっと、もっと目を掛けてほしかったと思って、悔しかったし、悲しかった。
だから、乗馬を初めて習った時や社会人になって入ったテニススクールで「センスあるね~」と褒められた時は、めちゃくちゃ嬉しかった。
技術じゃなくて、運動音痴の自分を認めてくれた気がしたから。
もっと言うと「続けていいんだよ」と言ってもらえた気がしたから。
今までオリンピックも直視できない自分がいた。
「なんだかんだ言って元々の素質があったからでしょ」と斜に構えていた。
今回YouTubeで観たバレーボール選手も、オリンピックのメダリスト。
でも、なぜか直感で「この人がコーチなら、どんなにヘタクソでも“ハーッ”ってため息つかないだろうな」と思った。
最近は、少子化の影響か運動苦手の子どもたちも対象の個別指導が増えているらしい。
子どもも大人も、せっかく苦手なことにチャレンジするなら、嫌いにならないようキラキラできるチャレンジをさせてほしいな。