菊池寛の短編。短い中に骨も身もしっかりした含蓄のある内容が込められている名作だと思います。読んでいても大変気持ちの良い作品です。なおここに登場する「服折」は「はおり」と読むという方もおられますが、「ふくおり」が正しいという説もあるようです。私は後者の方が戦場という場にふさわしい勇ましい響きがあると思い、敢えて「ふくおり」と読みました。意味は大体同じようです。また後半部分「摂津平野」と書かれている部分ですが、これは摂津の国平野郷と解釈すれば、「ひらの」と読まなければなりませんが、私は「へいや」と解釈した方が、ひろい戦場を思い描くのにはあっていると思い、敢えてここも「へいや」と読みました。 #朗読 #菊池寛