タイトル
小さな軽トラがつなぐ畑と食卓
VIVA VEGE挑戦ストーリー
この本は、会社の倒産をきっかけに軽貨物運送で起業した50代の筆者が、新たな事業に挑戦するストーリーです。
初めて参入した運送という仕事に、必死にもがき苦しむ中で、筆者は業界の仕組みに対し疑問を感じ始めます。
そして「この軽トラを使って、他に何かできることがあるんじゃないか?」と考えを巡らせるのです。
しかし、なかなか名案が浮かばないまま仕事に追われ、悶々とした日々を過ごしていました。
ある日、よく利用していたネットスーパーから閃きとヒントを得て、ぼんやりとした構想が浮かびます。
その後筆者は、地元農家さんの協力を得て「VIVA VEGE」(ビバベジ)というサービスの立ち上げに成功。
それにより、農家の収益向上・消費者への良質な商品提供・自身も高単価な収入という「三方よし」を実現します。
しかし、いくら優れたサービスと言っても、ゼロイチを達成するまでには、多くの困難や課題が伴いました。
農家さんとの信頼関係の構築や集客に苦戦し、さらには事業拡大への不安など多くの壁に直面します。
思うようにいかない事業に、筆者は限界を感じて、撤退すべきかの経営判断を自分自身に迫っていました。
そんな時、ビジネスパートナーである農家さんから、思いもよらない言葉をかけられるのです。
筆者は他にも、色んな人との関わりから、個人事業主としての自身のあり方や、信頼関係の構築を学んでいきます。
想いを形にするという、本当の意味での独立起業ストーリーはノンフィクションであり、AIには決して書けません。
この本は、現在軽貨物運送業に携わっている方だけでなく、販路拡大したい農家さんに読んで頂きたい内容です。
さらには、地産地消の実現やフードロスという社会問題も、解決するヒントになりうる1冊といえるでしょう。
ぜひ、多くの方に読んで頂き、「食」というものを見直してもらえると幸いです。
目 次
1.ありそうで無かった野菜直送便「VIVAVEGE」
1-①VIVA VEGEは朝採れ野菜をその日に届ける
1-②農家さんの手からお客様の手へ届ける価値
1-③VIVA VEGEの仕組みは Win-Win-Win
2.軽貨物運送業ってこんな仕事
2-①親方の紹介が無ければ軽貨物では食えない
2-②苦しい配達スケジュールと経営判断
2-③思考停止で配達すればそれでいいのか?
3.VIVA VEGEのヒントはネットスーパー配達の同業者
3-①ネットスーパーの野菜に感じた違和感
3-②野菜は優秀なビジネスアイテムだ
3-③年間200種類以上の野菜を育てる笑ノ百姓さん
4.予想を裏切られた笑ノ百姓さんご夫妻との出会い
4-①インスタグラムで農家さん発見!
4-②「仕入れではないんです」って言ってもなかなか通じない
4-③何とかスタートラインに立つことができたぞ!
5.集客ってマジ大変なんだけど…
5-①ダサいチラシを新聞折り込み
5-②チラシをポスティングするのだが…
5-③フリーペーパーの12平方センチメートル
5-④ジモティーから注文を頂いたけれど
5-⑤初めてのSNS広告に歓喜!
5-⑥集客に苦戦しているわたしに笑ノ百姓さんが放った言葉
6.VIVAVEGEがやらなくて良かった意外なこと
6-①小売や移動販売の芝生は青く見えた
6-②農家さんにフードロスなんてありえない⁈
6-③笑ノ百姓さんの野菜を初めて食べた感想は「ふつう」
7.VIVA VEGEの実務あれこれ
7.①人は見た目が100%
7-②VIVA VEGEを始めるにあたって作成したもの
名刺はマストアイテム
領収書は必ず渡すべき
インスタグラムアカウント
7-③エリアを限定するよりも認知拡大が先
8.VIVA VEGEの事業を拡大する方法は?
8-①売り手の近くに買い手がいれば成り立つモデル
8-②他に混載できる商品はないか?
8-③ECサイトから仕事がもらえる⁈
9.【 未来への妄想 】他人へ譲渡、あるいは委託する
10.SNSでのつながりがVIVA VEGEを生んだ
10-①「農業とは売ること」笑ノ百姓さん
10-②「農家の所得をあげる」農業系コミュニティ創設者とまたろうさん
10-③「マイ農家をもてばよい」フルーツECサイト、ときわオンライン吉濱さん
11.番外編「VIVA VEGE」は「農家でかうの」だった
あとがき「食べることが応援になる」
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