株式会社フジ・メディア・ホールディングスが、今般の事案を受けて策定したガバナンス強化・企業価値向上に向けた取り組み、新たな経営指針である「改革アクションプラン」、そして次期取締役候補者に関する会社取締役会の意見を公表したものです。特に、株主提案による取締役候補者に対する会社の見解と反対理由について詳細に説明されています。
新たな経営指針「改革アクションプラン」は、人権・コンプライアンス事案への真摯な反省から出発し、人的資本経営の推進、コンテンツの企画制作力を軸としたビジネスモデルへの転換、成長分野への資源集中、保有資産の活用による積極投資と株主還元、さらにガバナンス改革を徹底することを柱としています。
次期取締役会については、コンパクト化(11名)、過半数を独立社外取締役(6名)とする方針です。多様性確保のため女性取締役比率を45.5%とし、平均年齢も引き下げます。法務・コンプライアンス、人権・サステナビリティ、デジタル・AIなどの専門的知見を持つ人材の起用を重視し、会社提案の11名による体制が改革遂行に最適であると判断しました。
株主提案の12名については、特有の知見やフジテレビ再生への思いがあるとしつつも、会社提案の候補者の方がスキルマトリックスに適合しており、取締役会が肥大化し迅速な意思決定が難しくなること、株主提案のみでは会社法上不適法となる可能性があることなどを理由に反対しています。また、株主が指摘する「4つの課題」は既に対応済みまたは事実誤認であると反論しています。
今後は、独立社外取締役が議長を務める定款変更、指名・報酬委員会の設置、役員定年制・在任期間制限の導入、相談役・顧問制度の廃止など、抜本的なガバナンス改革を進める計画です