高村光太郎『案内』
智恵子の死から七年後、
戦災で東京の家を焼かれた高村光太郎は、ひとり、岩手県花巻市に移り住み 「蟄居生活」と呼ばれる、自己反省的な隠遁生活を7年にわたり送りました。
光太郎にとって、東京以外の地に住むのは、このときが初めての経験だったそうです。
高村山荘と名づけられた山小屋での暮らしは、
水道や電気はなく、暖房は薪、
薪を割り、畑を耕し、食料を自給というもので、
冬は雪に閉ざされる 寒冷地での生活は、とても過酷であったと想像します。
そのような場所で、この詩が生まれたことに、
思いを馳せます。
お好きな飲み物を片手に、
ゆったりとお楽しみください。
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