今日は、地元・藤原京跡で見てきた蓮の花について。
毎年この時期になると、蓮の花を見に行くのが楽しみなんですが、
今年は万博にばかり行っていて、ちょっと足が遠のいていました。
でも、この前のライブで情報をいただいて、ようやく出かけることができました。ありがとうございます。
訪れたのは朝の早い時間で、まだ空気が涼しくて澄んでいて。
水田には朝日が映っていて、蓮の池は葉が水面をすっかり覆い尽くしていました。
花もとても元気で、周囲の草たちも生き生きと育っていて──
あぁ、こういう景色に出会えるだけで、少し命の力が戻ってくるような気がしました。
藤原京というのは、奈良にあった古代の都の跡地で、
今では建物は何も残っていませんが、三つの小さな山──耳成山、香具山、畝傍山に囲まれていて、
その山々を遠くに望みながら、広々とした田園風景が広がっています。
その何もない広い跡地に、季節ごとの花が圧倒的なスケールで植えられているんです。
春は桜と菜の花、秋にはコスモス、そして夏にはこの蓮。
これだけの花が、地元で、しかも無料で見られるって、本当にありがたいなぁと、しみじみ思いました。
去年か一昨年か、葉がうまく育ってなくて、ちょっと寂しい姿の年もあったんですけれど、
今年は本当に元気で──池全体が命で満たされているような、そんな景色でした。
また季節が変わったら、違う花を見に、この場所に足を運んでみようと思います。
自然の中で静かに過ごす時間って、やっぱり大事ですね。