「低価値医療」外来患者の10人に1人が受ける 筑波大など調査
NHK 2025年8月3日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250803/k10014882861000.html
<論文で分析された10種類の低価値医療>
薬剤処方(5種類)
1 急性上気道感染症(AURI)への去痰薬
アセチルシステインまたはカルボシステインの処方
年間発生率:31.6%(対象患者中)、6.9件/100人(全患者)
2 急性上気道感染症への抗生物質
抗生物質が適切でない場合の経口抗生物質処方
年間発生率:22.9%(対象患者中)、5.0件/100人(全患者)
3 急性上気道感染症へのコデイン
慢性呼吸器疾患や慢性疼痛がない場合のコデイン処方
年間発生率:8.9%(対象患者中)、1.9件/100人(全患者)
4 腰痛へのプレガバリン
線維筋痛症、糖尿病、帯状疱疹後神経痛等の適応がない腰痛への処方
年間発生率:7.6%(対象患者中)、0.6件/100人(全患者)
5 糖尿病性神経障害へのビタミンB12
ビタミンB12欠乏症関連疾患を伴わない糖尿病性神経障害への処方
年間発生率:1.2%(対象患者中)、0.2件/100人(全患者)
検査・画像診断(3種類)
6 骨粗鬆症での短期間での骨密度再検査
1年以内に2回目以降の骨密度検査
年間発生率:14.6%(対象患者中)、0.4件/100人(全患者)
7 甲状腺機能低下症での血清T3測定
甲状腺機能低下症患者への総T3または遊離T3測定
年間発生率:3.1%(対象患者中)、0.1件/100人(全患者)
8 不必要なビタミンD検査
慢性腎臓病、カルシウム代謝異常等の適応疾患がない場合の検査
年間発生率:0.002%(対象患者中)、0.002件/100人(全患者)
処置(2種類)
9 腰痛への注射
神経根症を示す診断がない腰痛への硬膜外、椎間関節、トリガーポイント注射
年間発生率:25.3%(対象患者中)、2.0件/100人(全患者)
10 消化不良や便秘での不必要な内視鏡検査
18-54歳の消化不良患者で、嚥下困難、貧血、体重減少、消化器癌がない場合の内視鏡検査
18-49歳の便秘患者で、貧血、体重減少、消化器癌等がない場合の大腸内視鏡検査
年間発生率:2.1%(対象患者中)、0.1件/100人(全患者)