今回は、英国の伝統刺繍を代表する技法のひとつ
Jacobean Embroidery(ジャコビアン刺繍)についてお話ししています。
リネン地にクルウェルウールを使って刺す、英国らしい刺繍として知られるジャコビアン刺繍。
けれど、その独特の花や果実、鳥、絡み合う植物のデザインには、17世紀の英国とインドとの交易、そしてインド更紗の影響が深く関わっています。
この回では
・ジャコビアン刺繍とはどのような刺繍なのか
・17世紀初頭の英国と東インド会社
・インド更紗が英国の装飾芸術に与えた影響
・ジャコビアン刺繍に見られる異国的な花や鳥、植物文様
・現代のリバティプリントにもつながるデザインの流れ
・Royal School of Needlework(英国王立刺繍学校/RSN)で、なぜ最初にジャコビアン刺繍を学ぶのか
・私自身がRSN留学後、最初の学期に経験したジャコビアン刺繍の課題
などについてお話ししています。
私がRSNで最初に取り組んだ課題も、このジャコビアン刺繍でした。
それまで使っていた丸い刺繍枠とはまったく異なる、大きく重い角枠。
布を張り、図案を写すだけでも一日がかり。
伝統的な素材やステッチを学びながら、その中で自分らしい構図や配色を考えていくことは、私にとって英国刺繍の世界への最初の入口でもありました。
この配信にあわせて、
ジャコビアン刺繍の歴史やデザインについて、作品写真とともにご紹介したブログ記事も公開しています。
ブログはこちら
https://www.eminimura.com/blog/2025/10/26/jacobean-embroidery-history/
刺繍をしながら、
あるいはお茶の時間などに、
17世紀の英国と異国の文化が出会って生まれた刺繍の物語を、ゆっくりお楽しみいただけたら嬉しいです。