私たちはつい「もう年だから」「年のせいで」と、
気軽に口にしてしまうことがあります。
でも、その言葉を自分に向けたとき、
本当にエネルギーは上がっているでしょうか?
むしろ、
「私はもう無理」
「私はもうダメ」
という無意識のメッセージを
潜在意識に送り続けてしまうことになる――
私はそう感じています。
年齢を理由に自分を制限する言葉を聞くたびに、
とても残念な気持ちになります。
すべてのものは常に変化していきます。
それは“老化”ではなく“変化”。
身体が以前ほど動かなくなるのは自然なことですが、
それは「価値が減った」という意味ではありません。
たとえば、
以前は1時間で10km走れた人が、
今は3kmしか走れなくなったとしても、
その1時間で体験する“情報量”は減っていません。
10km走る人には10kmの景色があり、
3km走る人には3kmのゆっくりした景色があります。
その中には花の美しさや、山の色、
すれ違う人へのあいさつの時間だってある。
良い悪いではなく、
ただ“質の違う情報”を受け取っているだけなんです。
年齢を重ねるとは、
情報が蓄積され、
物事を俯瞰して見られるようになり、
人生のステージが上がっていくこと。
その変化を、私たちはもっと喜んでいい。
そう思ってこのお話を収録しました。 #老化 #アンチエイジング #アンチアンチエイジング #変化