あなたの内からあふれ出るものは何かと聞かれて、とっさに答えられなかったのだけど、考えてみると「内からあふれ出るもの」があるから表現につながるんだよなあ。と思ったので、それについて書いていこうと思う。
昨日は午前中に藝大美術館でやっていた3つの展示を見にいった。まずは「芸術未来研究場」。ケア&コミュニケーション、アートDX、クリエイティブアーカイブ、キュレーション、アート×ビジネス、芸術教育、官民共創あれこれ…満腹感の強い展示。関わっているものも、知っていることもあったけれど、知らないこともいっぱいあった。
ここを見ているとすべての生きることはアートなんだよなあと改めて思う。そして、生きることを残していることや語ることが文学なんだよなあ。と感じている。ここにもAIか。(官民共創案件でしょっちゅうAIが出てくる。むむむ。)
地下で展示されていたのは、「美しさの新機軸」これは保存修復の試みのいろいろを展示しているもので、根津美術館にある「鶉図」とかを調査研究してもとはどのような作品だったのかを探るんだ。今私たちが見る巻物とかの作品はたいてい退色しているから、なんか新しい全然違うものを見ている(チープな)気がしてしまう。これって私の思い込みで、怖いわ。
そして、陳列館では「例えば(天気の話をするように痛みについて話せれば)」という展示。現代アートの嵐に見舞われたな。創作は内からあふれ出ているものであふれていた。
そういえば、短歌と俳句をAIに分析してもらいました!というのがあったけど、「俳句はいまここ、の切り取りで、短歌は過去と未来に広がる」って書いてあった。そりゃあそうだ。短歌だし。と思ったけれど、そうでもないのかーと改めて(短歌の展示もあったから)感じ入りましたとさ。おしまい。