手術あと割とすぐに歌ったので、ボーカルは弱々しいですがお許しください🙏
今回気合い入れたのは自作カラオケ。ピアノ伴奏譜をMIDI音源化し、それを各パート用に加飾して重ね、最後にドラムを打ち込みました。エレキギターのパートの音色をそれっぽくするのと、原曲では間奏部分を友情出演の小室哲哉さんが弾いてるので、そこの音色に当時のシンセ感を出すのが難しかったです。
大江千里さんは、POPなラインに哲学的な歌詞を載せて華麗なステップで踊る、という不思議なアーティストだと、当時高校生の私は感じていました。
この曲の歌詞の意味など、16歳の私には2割も理解できてなかった…ですね。
1985年のプラザ合意からたった1年で、100円以上円高が進み日本がイケイケに加速してた頃に、アルバムにひっそり収録されている曲なのですが、この歳になり読み返してみると、大江千里さんは既にこの頃、バブル景気に踊るこの国に警鐘を鳴らしていたのかも知れません。
数年後には「24時間戦えますか」なんてCMが流行語になってしまう異常さを、千ちゃんは先んじて感じ取っていたのかな、と。
この詞の中の「彼」も「君」も「普通すぎる背中」も、実はすべてバブル景気の中で身を粉にして戦っている「僕」「僕ら」なのだと、今読み返すと思います。
ただ「足りないのは時間じゃない」と泣いた当時本当に足りなかったものは何なのか、「濁った川の流れ」とは大人達のズルさだったのか或いは狂ってゆく価値観だったのか、その答えを千ちゃんは明らかにせず、疾走していったのでした。
急かすようなニュースに
7時という文字 肩越しに消える
今日の曜日も知らずに
散らかした部屋の ドアを閉めた
焦げついたパンの屑と
小銭が混ざってる
足りないのは時間じゃないと
泣きたくなったよ
彼は孤独な走者 膝を痛めた走者
誰が見ても 普通すぎる背中がいいさ
君なら分かるだろう
つまらないほど今は
汚されたくない 汚したくない
土の付いたズックと
シワの取れたシャツで 階段を蹴った
自分以外の岸辺に
橋をかけてみたい
濁った川の流れに
泣きたくなったよ
彼は孤独な走者 膝を痛めた走者
何を糧に 君を愛し続ければいい
君なら分かるだろう
JASRAC作品コード 050-5510-5
「長距離走者の孤独」 1986年
作詞作曲:大江 千里
参考楽譜
https://www.at-elise.com/elise/JPDPDO04145/
伴奏作成
KAWAIスコアメーカーplatinum
iOSGarageBand
#MSD2512
#すーじー🍁
#じーラジ
#音楽
#歌ってみた
#うたってみた
#自作カラオケ