第1期 ほんの5分の静かな時間
今夜のテーマは「臣節」。
深く積もった雪は、国が失った時間までも静かに覆い隠していた。
逃れようのない現実の中で、ただ“生きよ”と願う声と、
“ご無事で”と祈る想いが、ひそやかな灯火のように揺れている。
女王とひとりの兵が交わした言葉は、
命の境でこそ生まれる、確かな温もりだった。
深雪の白は残酷でもあり、優しくもある。
その中で刻まれた足跡は──祈りが形を得た証なのかもしれない。
臣節(しんせつ)
仕えることを超えて、
ただ一人の人間として向けられた誠の想い、揺るがない忠のこころ。
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