きみのいる世界 / うかれれ
きみの中ではあの日の景色が
今も鮮やかに風を鳴らしてる
ぼくの見ている世界とは違う
それでもきみの真実は消えたりしない
言葉を選んでそっと触れたのに
すれ違うたび胸が痛くなる
きみは嘘つくために生きてるわけじゃない
守りたいものがそっと別の形で見えるだけ
わかり合えないままでも手を離さないよ
きみの夜に寄り添う小さなあかりでいたい
ゆっくりでいい 呼吸を合わせながら
「きみの本当」がきみを苦しめませんように
消えてしまいそうなそのまなざしの奥に
まだ言えない願いがそっと震えてる
ぼくに聞こえなくてもいい ただここにいるよ
きみの雲が晴れる日を待ちながら
わかり合えなくてもいい それが愛の形
きみの世界がきみを守っていますように
ゆったりとただぼくの声に耳預けて
きみの痛みが優しくほどけていくまで