継承される優しさー相手をおもんぱかるエピソード③
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仕事を終えた後、1年前の光景を思い出した。
長男がまだ中学1年だった頃。同じように、新人戦の大会があった。
自分たちの試合はなかったはずなのに、2年生の先輩たちが会場に来てくれていた。
審判をしてくれる人がいて、記録をつけてくれる人がいて、コートの外から声をかけてくれる人がいた。
当時は、「ありがたいな」くらいにしか思っていなかったけれど、今思えば、あれも立派な“おもんぱかり”だったのだと思う。
誰かに言われたわけでもなく、評価されるためでもなく、ただ「そうするものだ」と行動する。
それは、“教えられた礼儀”というよりも、
“受け継がれてきた気づかい”のように感じた。
おもんぱかりとは、声をかけることよりも前に、相手の立場を想像できる心のあり方でもある。
誰かに優しくされた記憶は、思っているよりも深く心に残っている。
そしてそれが、「誰かの為へ」と変わっていく。
それは声高に語られることはなく、目立つものでもなく、ただ静かに、当たり前のように引き継がれていく。
おもんぱかりは、言葉よりも、行動の中ににじみ出てくる。
説明をしなくても伝わる何かがあって、教えなくても残っていくものがある。
そんなことを、息子と息子のチームメイトから教えてもらった気がした。
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