『チャイコフスキー──その魂が歩んだ道』第3章を読んで】
チャイコフスキーは、最愛の母を亡くした喪失ののち、
「救い」を求めて、自分自身の魂の奥深くへと潜っていった。
その祈りと探究の時間は、やがて“信仰”という形で訪れ、
そして音楽として静かに結晶しはじめる。
第3章に描かれているのは、
チャイコフスキーが自分の痛みや問いを
ただ悲しみとして抱えるのではなく、
「この苦しみを、どう音に昇華できるか」
という方向へ歩き出す姿。
母への深い愛情、
永遠の別離に対する恐れ、
それでも音楽に身を委ねた時に訪れる“静かな祝福”。
彼はこう書いている。
「音楽は、天から与えられた慰め」
悲しみを消すものではなく、
痛みを抱えたままでも生きていけるよう、
そっと寄り添ってくれる“友”のような存在。
ページを読み進めながら、私は思った。
チャイコフスキーの音楽には
ただ美しいだけではない「祈り」が流れている、と。
彼の作品が、時代も国も越えて
多くの人の心に触れ続ける理由。
その光の源が、この章にそっと記されている。
この章を読んで感じた響きを、
声とことばで静かにお届けします。
どうぞ耳で受け取ってください。
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