合うところから始まり、違いから深まる
人とのつきあいって、最初は“合うところ”が強調されて、
そのイメージがふくらんで、自然と相手のことが好きになったりします。
でも、いつの間にかそのイメージを、自分のなかで勝手に
相手に重ねてしまうこともあって。
そこから大体はイメージどおりに進むのですが、
ふとした瞬間に、かすかなズレを感じることがあります。
そのズレを、違和感として強く捉えがちなんですけれど、
実はそこから“私の知らない世界が開いていく”こともあるんですよね。
違和感のほうに気持ちがフォーカスしがちだけれど、
いったんその気持ちを置いておく。
その余白があると、相手の持っている別の景色が見えてくる気がします。
多様性を認めるというのは、
そういう段階をひとつひとつ踏みながら、
相手と向き合っていくことなのかもしれません。
合うところから始まり、違いから深まっていく。
そんな関係のあり方を、最近あらためて考えました。
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