届けたいものが 届かない夜
何千回も スマホを覗く
今夜も彼は そこには来ない
消しゴムで消された 夕焼けのライブ
自分の体に
鞭を打って
深く沈むのなら
迷いを断ち切り
今すぐ
渡りきる
それが僕のルール
二度とは戻れない
一秒前の
コメントを
置いてきた 手紙のように
読み返す
抱きしめて
不器用な僕は
泣いてたかもね
それが本当の僕さ
勇気を振り絞れ
下を向くな
明日の自分に 誓うみたいに
上を向いて
この胸の叫びを 全部
この声に乗せて
リスナーへ
ちゃんと届けるから
二度とは戻れない
一秒前の 過去を背負って
置いてきた
ギフトを
抱きしめて
不器用な僕は
あの舞台に
必ず
戻るよ
だから
待っていて
笑える
その日を
待っていて