こちらは日暮里ゼミナールの補講の第68回となる#137です。
前編に引き続き、リモートのタイムラグと体調不良でテンションが低めのユスカルです。後編では、二村の店舗構想に対し、あるカレー店主から授かった「金言」を突きつけ、議論は一気に核心へと迫ります。
その金言とは、「酒を扱う店には、客が“荷物”を下ろしに来る」というもの。飲食店とは違い、バーやスナックに集う人々は、単に喉を潤しに来るのではなく、日常で抱えたストレス、悩み、孤独、あるいは家庭の不和といった、目に見えない重たい「荷物(負のバイブス)」を背負ってやってくる。そして、それらをカウンター越しの店主に預け、少し身軽になって帰っていくというのです。「二村にその負のバイブスを受け止める覚悟があるのか? 受け流せず、自分が荒んでしまうのではないか?」。
さらに話題は、友人相手の商売ならではのリスク「ツケ(未回収金)」へ。「今日はいいよ」と、なあなあで済ませてしまう二村の性格を危惧し、田嶋もユスカルも「キャッシュオン、キャッシュレス、ツケ厳禁」という鉄の掟を提案します。
「普段はいい人だけど、酒が入ると面倒な人」「持ち込みOKを拡大解釈し、コンビニのゴミをそのまま散らかす人」。性善説だけでは回らない「夜の商売」の泥臭さを突きつけられ、当初の「おしゃれな基地で友達とワイワイ」という二村の目論見は、急速にしぼんでいきます。
「解像度が上がった結果、踏みとどまる可能性も出てきた」と弱音を吐く二村ですが、失敗して学ぶのもまた人生。果たして西日暮里に“オレの城”が建つ日は来るのでしょうか?
TEXT:ユスカル https://www.wowrecords.jp/
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