台湾在住の青木由香と近藤弥生子がお届けするポッドキャスト番組「台湾、暮らしの珍道中」。
今回は、萬華エリアにある近藤イチオシの街歩きスポット、「華江整宅社區」へ。
最近では藤井風さんの「Workin' Hard」や、韓国・NewJeans「How Sweet」のミュージックビデオでもロケ地になるなど、多くの撮影で使われている「華江整宅社區」は、1960〜70年代に建てられ、糖廍里、華江里、柳鄉里、青山里という4つの「里」がロータリー状に歩道橋で繋がっている集合住宅エリア。
「里(リー)」とは台湾の行政区分の一つで、その長である「里長(リーヂャン)」は、台湾暮らしにとってとても重要な役割を果たしています。
「猫がいなくなった」「ゴミ捨てで困った」など、地域住民の暮らしのトラブルを解決して回ったり、母の日や勤労感謝の日といった行事から、おじいちゃんおばあちゃんがスマホの使い方を学ぶ教室、小旅行などを企画するレクリエーション係でもあります。地域住民と行政の間に入る役割も果たしていて、コロナ禍では消毒液やワクチン接種、医療用マスクや支援用物資の配布など、大活躍してくれました。
青木さんはそんな「里長」に興味が湧いて、お店がある迪化街の里長に話を聞きに行ったことがあるそうで、ぶらぶら歩きながら、そんな暮らしの話をしました。
今回ふらっと訪れた「華江整宅社區」は、街歩きが好きな方、建築好きな方にはぜひ訪れてみていただきたいエリアです。
一階部分は天井が高く設計され、住居や店舗などが入っていて、二階部分は住居エリアで、空中ロータリー状になった歩道橋で他の建物と繋がっています。しかもその歩道橋の上に覆い被さるように、後から設置された国道「台3線」の橋(華江橋)がかかっていて、街の歴史とともに生み出された、独特の風景を見ることができるのです。
台湾の小説家・呉明益(ご・めいえき)さんの小説がドラマ化された『歩道橋の魔術師』(原題:天橋上的魔術師)の舞台としても知られる「中華商場」を模倣して作られたと言われていますが、台湾各地では近年「都市更新(通称「都更」)」という都市開発が進められており、「中華商場」も都市更新で1992年に取り壊されています。さらに、台北市内では最近次々に歩道橋が取り壊されているので、こちらも、今の形のままずっと残っているわけではないかもしれません。
「老台北」の雰囲気を残すエリア、住民の方の暮らしを大切にしつつ、訪れてみてくださいね。
私たちがつまみ食いさせてもらった「花枝羹(イカのつみれが入ったとろみスープ)」の屋台や朝ごはん屋さんなどもありますし、今回紹介しきれなかった、日本統治時代の製糖所が資料館にリノベーションされた「台北製糖所文化園区」や、「曉劇場Shinehouse Theatre」という劇場など、さまざまな見どころのあるエリアです。
📍華江整宅社區
住所:台北市萬華區和平西路三段296號
https://share.google/cgptAhTXrhv3nAVcL
龍山寺駅から徒歩15分程度
🔗台北市政府文化局のウェブサイト
https://miniculturaltrips.gov.taipei/News_Content.aspx?n=0DA7E7A7A1EA5C19&sms=337199328131CB54&s=20BC5AC01CB14B77
By 近藤弥生子
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◯青木由香
コーディネーター。エッセイスト。
台北「你好我好」店主。日本人の視点から台湾の魅力を綴ったイラストエッセイ『奇怪ねー』は台湾でベストセラーとなり、メディアへも多く出演。
著書に『台湾の日々』『台湾のいいものを持ち帰る』など。
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新刊エッセイ『脱力、台湾式。 24年暮らして学んだ、ゆるく楽しく、幸せな生き方』(KADOKAWA)が12/4に出版されました!
◯近藤弥生子
台湾在住ノンフィクションライター。
オードリー・タンからカルチャー界隈まで、生活者目線で取材を続けている。
Voicy『聴く、心跳台灣』では一人語りも。台湾暮らしを綴ったエッセイに『台湾はおばちゃんで回ってる?!』がある。
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新刊『オードリー・タンの母が綴る「家族と教育」』(集英社文庫)が12/19に出版されました!