楽曲解説:【空洞の響き】
空(くう)だからこそ、すべてが響き合う。
本作は、心の欠落を「聖なる楽器」へと転換させるプロセスを描いた、壮大なシネマティック・ワールド・フュージョンです。
かつて自分を「役立たず」と責めた心の穴。
しかし、寺院の和鐘やおりんが「空っぽ」であるからこそ宇宙の音を奏でるように、その空洞こそが祈りを届けるための「窓」であったと気づく物語。
エゴを脱ぎ捨て、光が通り抜ける「一本のパイプ」へと立ち返る魂の旅路を表現しました。
サウンド面では、東洋の「和鐘・南無大師」と西洋の「パイプオルガン・ハレルヤ」がひとつの潮のように溶け合います。
空海、聖フランチェスコ、そしてホワイトイーグル。時代も宗教も超えた聖者たちの眼差しが、重厚な音と声の響きに乗って、聴き手を高みへと導きます。
「何もない」とは「すべてがここに在る」ということ。
打たれた痛みさえも深い低音(ベース)に変えて、世界を慈しみで調律していく。
あなたという「聖なる楽器」から溢れ出す、光の旋律をお聴きください。