私がここで述べた「科学的」というのは、査読がなされており、研究論文として認められている内容の事を指しています。科学と非科学を分かつ境界基準は、ある仮説や理論が、実験や観察によって「間違いであることが証明される(反証される)可能性」を外部に対して開いているか、反証可能性があるかという点です。
そのため、ご指摘いただいたように、私が提示した研究に対して、反証した研究を提示していただければ、建設的に教員の質を様々な科学的観点から議論を深められます。
現時点で、日本国内において「教員付加価値(VTA)」のアプローチから教員の質を調査した研究は希少ですが、Chetty, Friedman & Rockoff (2014)、Chamberlain, (2013) Jackson, (2018)などを代表例に、米国では多く用いられており、その結果は今回私が示した日本国内の内容と同じ傾向をしましています。そのため、米国ではメタレビューレベルで研究も調べるとあるかもしれません。
以上の点から、私は記事にある様な反証可能性のない主張ではなく、反証可能性のある研究をもとに話し、それを科学的知見と表現しました。