金曜日の夜9時、少しだけ肩の力を抜いて、耳からふわっと季節を感じてみませんか。
今回のテーマは「季節の香り」。
目に見えないのに、ふとした瞬間に心を連れていってくれる、不思議で優しい“匂い”のお話です。
夏といえば、どこか懐かしい花火の火薬の匂い。夜空を見上げたあの日の記憶が、鼻先からよみがえります。カブトムシの土の匂い、そして冷蔵庫から取り出したスイカの、あの瑞々しい甘さの香り。
ゴースターこと護守誠一は、少年時代の思い出を少し誇らしげに、そして少し照れくさそうに語ります。
一方で、ゆきこさんことゆきさんは、春の花の香りにそっと心を寄せます。新しい季節の始まりを告げる、あのやわらかい空気。秋になれば、金木犀の香りに足を止め、冬には澄んだ空気とともに感じるどこか切ない匂い。ゆきさんの言葉は、どれも優しくて、どこかロマンチックで、気づけばリスナーの記憶の引き出しを静かに開けていきます。
「香りって、記憶とつながってるんですね」
そんな何気ない一言から広がる、季節と人生の交差点。
賑やかすぎず、でもどこか温かい。
笑いながらも、少しだけ胸がきゅっとする。
そんな空気感でお届けする、今夜の素敵にアットナイトです。
どうぞ、あなたの思い出の香りと一緒に、お楽しみください。
ディレクター 佐藤あかり コメント
今回の収録は、正直なところ「香り」というテーマがここまで広がるとは思っていませんでした。目に見えない分、どう言葉にするのか難しいかなと。でも、いざ始まってみると、お二人ともまるでその場に“匂い”があるかのように話されるんです。
特に印象的だったのは、沈黙の使い方でした。香りの話をしたあと、ほんの一瞬ふっと間が空く。その時間が、リスナーの皆さんにとって“自分の記憶を思い出す時間”になっていたらいいなと思っています。
ゴースターさんはいつもより少しだけ少年っぽくて、ゆきさんはいつもより少しだけ感情がやわらかくて。そのバランスがとても心地よく、収録しながら「いい回だなあ」と何度も思ってしまいました。
派手さはないかもしれませんが、じんわりと心に残る回です。
きっと聴き終わったあと、どこかの帰り道や、ふとした瞬間に「あ、この匂い…」と思い出していただけるはずです。そんな余韻ごと、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。
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