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【テーマ:自爆スイッチ】朝の生朗読LIVE👹vol.10🎉

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5:00 朗読開始 『アカウント削除ボタンに手を掛ける!?』 作:👹🐤 ――ねえ、どうしてだと思う? 絶対に押しちゃいけないボタンって、 どうしてあんなに、魅力的なんだろうね。 たとえば、そう。 設定画面の奥深く―― 普段は絶対に開かない、あの場所。 「アカウント情報」 そのさらに奥。 そして、ひっそりと佇む、 赤い文字。 ――「アカウントを削除」 ……いやいやいや。 押すわけないでしょ。 だって、これ消したら全部だよ? 今までの履歴も、思い出も、課金したあれこれも、 何もかも、ふわっと消える。 いわば――そう。 これは、自爆スイッチだ。 自分で、自分の積み上げてきたものを、 「はい終了です」って押すボタン。 そんなものが、 こんなに気軽に、指の届く場所にあっていいのか? ……いいらしい。 うん、理屈ではわかってる。 絶対に押さない。 押す理由なんて、ひとつもない。 でもさ。 なんで、指が近づいていくんだろうね? ――ほんのちょっと、タップするだけ。 いや、違う違う。 これは確認画面が出るだけ。 そう、すぐには爆発しない。 「本当に削除しますか?」 ほらね、セーフティ付きの自爆スイッチだ。 優しいのか、残酷なのか、 よくわからない設計。 だったら……ちょっとくらい、 触れてみてもいいんじゃない? ねえ、これってさ。 崖のギリギリに立つ感覚に似てると思わない? 落ちるつもりなんてないのに、 なぜか、つま先を覗かせてしまう。 熱いとわかってるのに、 コンロに手を近づけてみたくなる。 「ダメだよ」って言われると、 余計に気になってしまう、あの感じ。 人間って、ちょっとだけ壊れてるよね。 しかも厄介なのは、 その自爆スイッチが、やたらと“ちゃんとしてる”ことだ。 「削除理由を選択してください」 「パスワードを入力してください」 「この操作は元に戻せません」 ほら、どんどん現実的になってくる。 急に、爆発のカウントダウンが 始まったみたいな気分になる。 でも、それでも―― 指は、止まらない。 なぜなら人は、 “ここまで来たら最後まで見てみたい”という 謎の探究心に支配される生き物だからだ。 怖いもの見たさ。 いや、“押したらどうなるんだろう欲”。 結局、押さないんだよ? 押さないんだけどさ。 でも、その一歩手前まで行くことで、 なぜか満足してしまうんだ。 「ああ、自分は今、爆発寸前のスイッチに指をかけている」 みたいな、 どうでもいい達成感。 でもね。 これ、ちょっとだけ似てる気がするんだ。 人生の選択にも。 やめるか、続けるか。 壊すか、守るか。 その“自爆スイッチ”に手を掛ける瞬間って、 実は何度も訪れてるのかもしれない 仕事とか、人間関係とか、 自分の夢とか。 全部消してしまえば、楽になるかもしれない。 でも、消したら戻らない。 だから、人は迷う。 そして―― 結局、押さない。 いや、押せない。 それでいいんだと思う。 だって、その指が止まったってことは、 まだそこに、大事なものが残ってるってことだから。 ……まあ、それでもさ。 また忘れた頃には、 同じ画面開いてるんだけどね。 そしてまた、思うんだ。 「今回は、ちょっとだけ……」 ――やめとこ。 危ないものほど、 触れてみたくなる。 でも、本当に大事なものほど、 最後の一線で、ちゃんと踏みとどまれる。 それがきっと、 人間ってやつなんだろうね。 ――だから今日、 私はアカウント削除という名の自爆スイッチに手を掛けて、 そっと、戻る。 それでいい。 たぶん、それでいいんだ。 #朗読 #朝活 #声優 #朝の生朗読
6日前
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