道すがら - イノベーションアナリストのひとりごと
おはようございます、アンディです。
最近、アニメや映画でも話題の漫画『異国日記』を久々に読み返していました。その中で、30代の女性が発した「レンジでチンして食べてね」という言葉に対して、同居する女子高生が「大人ってレンジのこと『チン』って言うよね」と返す、とても印象的なシーンがあります。
確かに、今の電子レンジって、よほど単機能なものでない限り「チン」とは鳴りませんよね。
テクノロジーや「物」は凄まじいスピードで進化していくのに、それを使う人間側の表現(言葉やオノマトペ)が何十年も取り残されていく――。この奇妙なタイムラグについて、車を走らせながら考えていました。
この現象、まさに今僕たちが直視している「EV(電気自動車)シフト」の世界でも、全く同じことが起きるはずです。
子どもが最初に覚える「車=ブーブー」。物心ついた時から音のしないEVにしか乗っていない僕の子供は、「ブーブー」の意味を理解できるのか?
EVのバッテリーを100%にするとき、僕たちは未来永劫「満タン」と言い続けるのか?
かつて「シュッポシュッポ」だった電車が「ガタンゴトーン」になり、リニアの時代にはどう変わるのか。
JR東日本の「どこかにビューン」ではありませんが、圧倒的な加速力を持つEVが当たり前になった未来では、車は「ブーブー」ではなく「ビューン」と呼ぶのが自然になるのかもしれません。
そして言葉が変わる頃には、かつて街を闊歩していたガソリン車が、現在の「喫煙者」のように狭いブースへと押しやられ、煙たがられる時代がやってくる……なんていう未来も、あながち冗談ではない気がしています。
文化と言語、そしてモビリティの未来が交差する、ちょっとゆるくてディープな「言葉のイノベーション」について脳内ブレストしてみました。皆さんの周りにある「物は進化したのに、言葉だけが置いてけぼりになっている現象」、ぜひコメント欄で教えてください!
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