実にあいまいで、くすんだグレイな電波を勝手に展示する『ひとりよがり電波資料館』へようこそ。
本日の特別展示は、生きてる限り若かろうが歳とってようが付きまとう、あの「怒り、焦り、嫉妬、妬み、恨み、孤独感」という、ドロドロした煩悩との付き合い方について。
世間のスピリチュアル界隈では「そんな気持ちも否定せず、まずは自分で認めましょう」なんてよく言われますが……魂がチリチリと焼かれる感じって、受け入れても消えないし、大人にはそれを昇華する気力も体力も残ってないですよね(笑)。
じゃあどうするか。
感情があるなあと認めた直後に、心の中で「完了!」ってスタンプをパチーンと押して、強制的にケリをつけて別のことに意識をハメるんです。
解決? しませんよ(笑)。
するわけないじゃない。
そもそも、あーいう感情の正体って、大方がただの「ないものねだり」なんですから。
でね、この「はいはい、完了!」っていう最強の処理サイクル、実は私ら産み落とされた瞬間、すでに体得してんですよね。皆様、すっかり忘れてたでしょ?
よく考えてみたら、新生児って、初めて外の世界に出て直に空気を吸って、肺呼吸を始めるじゃないですか。あれ、初めての経験だし、要領も得なくて、めちゃくちゃきつかったはずなんです。
それでも必死に、はい吸って、はい吐いてって絶え間なくやって……あの日以降、今日にいたるまで、私たちは何十年も無意識に呼吸できてるわけでしょ?
だから、大丈夫なはずなんだよね。
できるって。
白黒つけて解決しようとカリカリせずに、そうやって自分をあやしながら、もともと持っていた等身大の呼吸を取り戻していく。そんな、すべての大人たちのための、生への絶対的信頼のお話です。
白黒はッキリしたタメになる話は1ミリもありません。
部屋の明かりを少し落として、魂を抜きながら、うっすら生まれた日のことを思い出しながら聞き流していただければ幸いです。
……そこが、グッとくるんじゃない!
お相手は、館長の「えぬ」でした。……バイナラ。
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