※本エピソードは、科学ライター・大貫剛さんをお迎えした特別対談(全3回)の【第2弾】です!
JAXAの再使用ロケット実験機「RV-X」が、能代ロケット実験場で高度約11mのホバーフライトと水平移動に初成功しました。
日本の宇宙開発にとって大きな一歩です。しかし、科学ライターの大貫剛さんは、鋭い問いを投げかけます。
「なぜ前身の実験機RVTによる準備運動から、実用化に向けた競技へ進むまでに20年もかかったのか?」
『銀河のウワサ話』大貫剛さん特別インタビュー第2弾では、世界に先駆けて垂直離着陸実験を行っていた日本とアメリカが、なぜ後発のSpaceXに追い抜かれたのか、その構造的な理由を掘り下げます。
キーワードは、イーロン・マスクが見抜いていた再使用ロケットの真のメリットです。再使用の価値は、打ち上げ費用を下げることだけではありません。「ロケットを工場で大量生産しなくてよい」という経済性にあります。
予算の壁によって長く止まっていた「再使用観測ロケット」計画と、160回以上もの燃焼試験に耐えたエンジンの復活にも迫ります。
さらに、H3ロケットの次を見据えた日本の戦略、日本・フランス・ドイツによる「カリスト計画」、日本国内に「失敗できる実験場がない」という課題まで、大貫さんが解説します。
ニュースだけでは見えにくい、日本の再使用ロケット開発の現在地です。宇宙ビジネスや次世代ロケットの行方に関心がある方は、ぜひご覧ください。
■ ハイライト
・JAXA再使用ロケット実験機「RV-X」のホバーフライト成功
・日本とアメリカの失われた20年。技術がありながら、なぜ実用化されなかったのか
・イーロン・マスクの発想転換。再使用の最大のメリットは「工場で大量生産しなくてよいこと」
・数十億円の壁。予算がつかず止まった「再使用観測ロケット」計画
・160回の燃焼試験を乗り越えた、RV-X搭載エンジン
・H3ロケット開発と、並行して進む再使用化への転換
・日仏独「カリスト計画」の背景。日本には高高度まで飛ばせる実験場がない
■ ゲストプロフィール
大貫 剛(おおぬき つよし)
宇宙・航空を専門とする科学ライター。早稲田大学理工学部ご卒業後、東京都庁で土木技術職員として11 年間勤務された後、宇宙開発ベンチャーを経て独立。現在はフリーランスとして、ロケットや宇宙船、スカイスポーツなどを中心に精力的に執筆されています。著書に『ゼロからわかる宇宙防衛』(イカロス出版)など。ご自身の X では「世界を宇宙に拡げることを仕事にしたい」と掲げ、鋭い政策論評でも知られる存在です。趣味はパラグライダー。
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