#253 ほんとの野菜は緑が薄い?タネと土の衝撃的な真実を読んでみた
泰平Vlog YouTubeで紹介され、オーナーさんからお借りした河名秀郎さんの著書『ほんとの野菜は緑が薄い 「自然を手本に生きる」編』(日経プレミアシリーズ)がとても面白かったのでご紹介します。
「ほんとの野菜は緑が薄い」というタイトルに惹かれて手に取った本書。
なかでも一番ショックを受け、考えさせられたのが「土にもタネにも、農薬は使われている」という章でした。
みなさんは、タネの段階から農薬が使われていることをご存知でしょうか?
タネが発芽するまでに虫に食べられないよう防除剤が塗られていたり、発芽を促進する薬剤が使われていたりするそうです。さらに、土壌の段階でも虫や病原菌を予防するために土壌消毒剤が注入されている……。
栽培のスタート地点、いや、それより前の段階からすでに化学的な処理がされているという現実に、正直かなり驚きました。
そしてもう一つ衝撃だったのが、よく耳にする「F1種(一代交配種)」のタネの話です。
農家さんが毎年タネ業者からタネを買わざるを得ない仕組みにするため、タネが遺伝子レベルで操作されていて、自分の世代限りの子孫を残せないようにされています。
「去勢されたタネ」と言い換えると、ちょっとぞっとしますよね。
しかも、現代の市場に出回っているタネのほとんどが、このF1種で占められていると言われています。
私たちが普段何気なく口にしている野菜が、ここまで人為的にコントロールされたシステムの上にあるんだという現実を突きつけられ、すごく考えさせられました。
同時に、だからこそ今、なぜ「自然農」や「自然栽培」というものがこれほど注目されているのか、その理由が深く腑に落ちた気がします。
食の裏側や、私たちが口にするものがどうやって作られているのかを見つめ直すきっかけをくれる、本当に深い一冊でした。
気になった方はぜひ手に取ってみてください!
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