こちらは日暮里ゼミナールの補講の第81回となる#163です。
今回も二村、田嶋、大内、そしてぼくの4人が勢揃いしての収録。前回に引き続き、雑談からぬるっと入るのをやめ、タイトルコールから始める、という基本フォーマットに戻してスタートしました。
まず話題は、ぼくが体験したある「上京と別れ」のエピソードから始まります。
30年以上前に他県から上京し、東京の夜遊びシーンで活躍してきた先輩が、奥さんの実家がある四国へ移住することになり、先日その送別パーティーがありました。自らの東京生活の終焉を静かに噛み締める先輩のプレイを観ていて、ぼくは思わずもらい泣きしそうになってしまったのです。
地方から上京し、30年以上を東京で過ごした人間が、生活を畳んで街を去る。その感慨の深さは、住んだ年数や距離だけでは測れないものがあります。
二村いわく「地方出身者はみんな東京へ戦いに来ている」とのこと。
ネットのない時代、雑誌やテレビの中の別世界だった原宿に乗り込み、勝負を挑んできた自負があるからこそ、東京を去る背中には並々ならぬ哀愁が漂うワケです。
そこから議論は「日本三大都市はどこか」という主観ランキング論争へ。
東京・大阪は満場一致として、3番手は名古屋か、福岡か、はたまた札幌か。
横浜は人口こそ多いものの「東京圏のベッドタウンだから除外」という二村の暴論や、名古屋人が抱く「福岡に人口で抜かれたくない」「名古屋飛ばし(コンサートが素通りされる現象)への鬱屈」といった地元トークで勝手に盛り上がります。
さらに、お盆の時期にガラガラになった山手線を見て「田舎者が一斉に帰省しやがって」と斜に構える二村の偏見から、話はなぜか「夏の風物詩と衛生マナー」へと脱線。
・花火は冬の方が空気が澄んで綺麗なのに、なぜ夏にやるのか
・他人の唾液が混ざりそうな「流しそうめん」の下流ポジションの不快感
・大皿料理を分ける際の「取り箸」や「焼き鳥を串から外すマナー」の是非
・親戚のおばちゃんがやりがちな「箸を裏返して料理を取るアピール(でも手で触っているから逆効果)」問題
生肉用トングと焼き上がり用トングを厳格に分ける現代の過剰な衛生管理に憤る田嶋と、「お店のリスク管理としては当然だ」と突っ込む周囲。
結局、東京への執着から焼き鳥の箸使いまで、大人になりきれないおじさん4人の愚痴は尽きることなく、ダラダラとした空気のまま幕を閉じました。
地方を背負って戦い続ける人も、大皿料理の直箸に怯える人も、それぞれの距離感でこの息苦しい日常をサバイブしていきましょう。
TEXT:ユスカル
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