社会に出て30年近く、会社の評価を自分の価値だと信じて働いてきました。
褒められれば嬉しい。
必要とされれば安心する。
でも2024年の春、坐骨神経痛で身体が動かなくなった1か月間、その足場が音を立てて崩れていきました。
深夜の静かな部屋で、自分の呼吸だけが聞こえていた夜。
「働けなくなった自分には、何が残るんだろう」
そう自分に問いかけたとき、頭に浮かんだのが老子・第十三章でした。
「寵辱若驚」「吾有身」。
2500年前の言葉が、痛みでうずくまる今の自分に、まっすぐ届いた気がしました。
評価されることと、自分の価値を、同じものにしない。
まだ答えは出ていません。
それでも、会社の外に、自分の居場所をつくれないか。 50代になった今、静かに、その答えを探しています。
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