ノナミのアミューズメントモノ作り軌道(NoNamco)
百舌鳥(もず)asノナミヨウスケ

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公式Twitter(X)アカウント復帰。 コラボや客演、制作依頼のご用命あればご連絡下さい。 私が配信を通じてお届けしたいモノ。 【かつてコドモだったオトナたちへ】 サン・テグジュペリ作:星の王子様からの引用です。 昔(主に80年代から00年代)の事を思い出し、 懐かしめるような『今からしたら少し古いコンテンツ』 を制作しています。 内容はサブカル文化や実際に生きている現代史など "当時の息遣い"を伝えたいと考えています。 主にはボイスドラマやラジオを展開していきますが、 尊敬する故横井軍平さんの技術概念である 【枯れた技術の水平思考】を基幹に置き、 古い型のスマホ1台で、面白い、楽しい、懐かしいと思えるモノをご提供します。 目指しているのは"圧倒的な独創性と技術力" 己の創作の可能性に挑戦しています。 脚本、演出名義はノナミヨウスケですが 通称として百舌鳥である時間が長いので お好きな方で呼んでください。 -制作環境- 録音・編集共にiPhoneSE第二世代 台詞編集:WavePad+外付けマイクなし直録り 効果編集:GarageBand
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(後編、2/2) 彼女は人差し指を口元に当てると、ある所を指した。 そこにはバツのマークが書いてある。 「ああ、橋があるんだが老朽化してるから通らないって意味だ」 指がつつっ、と動き別の箇所を示す。 そこにはマークではなく文字が書いてある。 "G↑" 「ん。そこは、あれだ。宿代が高くてな」 ラーニアは"えー"と言わんばかりの顔をした。 その後も彼女は地図に書き込んである所を次々に差し、ゴードンは応えていった。 いつしかそれは熱を帯びて行き……、 「ここなんか、びっくりするくらい飯が不味くてな! 今度行ってみるか!?」 ラーニアはぶんぶんと首を振る。 だよな、とゴードンは笑う。 が突然真顔になり、息を吐いた。 「…こう見ると、旅の記録にしちゃ随分と愛想が無いものばっかりだな…」 地図を遠巻きに眺めるとそこには、危険や失敗、注意、文句が至る所に書き込まれていた。 間違いではない。 1人の無骨な旅人の地図としては。 そんなゴードンの表情を見てラーニアは地図を指したのと同じ指で彼の頬をぐにっと押し、地図を支えていたもう片方の手を外して、立ち上がった。 そして左の人差し指で自分を、右の人差し指をゴードンに向けた後、自身の両手を握手させて胸に抱いた。 "私と、貴方は、仲間" にこっと笑い彼女は再び、自分とゴードンに両人差し指を立てて、今度は2本の指を手元でぽんと合わせ、手品をするように1と1が2に成ってピースのサインをする。 「うん。ありがとう、ラーニア」 "1人じゃない"のは分かっていた。 だけどそう言う事では無かった。 彼女は雨の様子を見に外の方へ歩いていく。 ゴードンは呼び掛けた。 「次の町で新しい地図を買おうな!」 その一言で、もう二の句は必要無かった。 ラーニアは満面の笑みで勢いよくうなずくと、未だ雨脚激しい入り口へと駆けて行く。 雨は困る。その気持ちは変わらない。 ……だが。 「雨を晴れにする呪文があっても、困るな」 そう、呟く。 ラーニアは雨垂れを掌で受けて、落ちる水滴の感触を楽しんでいるように視えた。 ゴードンは地図をしまって立ち上がり、ふと視線をかの壁面に向けて、近寄る。 「雨も…悪くない」 そこに描かれていたのは、糸目で、角張った輪郭の、斧を持った重装備の戦士の姿。 その口元は、笑っていた。
6月15日
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