■テーマ
ADHDが遅刻してしまうのはなぜだろう?ADHDの異なる時間感覚
■詳細
7~14歳のADHDと定型発達の子供たちをそれぞれ22人集めてADHDの時間感覚を調べました。その方法は大きく分けて「時間推定」「時間再現」「時間判別」です。「時間推定」の実験では10秒という時間をしっかりと予想できるのかを調べます。「時間再現」の実験では5秒や12秒といった時間を覚えてもらって、その時間通りに再現できるか確かめます。「時間判別」とは時間をどれだけ細かく区別できるかを調べていて、被験者に一定時間の刺激を2種類与え、どちらの刺激が長かったか、短かったかを区別するという実験です。「時間再現」「時間判別」という能力はADHDは健常者に比べて劣っているとが分かりました。
■参考論文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12030598/
# ADHD
# 文献紹介