大人になってADHDや双極性障害と診断された人が小児期・思春期にどのような問題行動が見られやすいのかお話します。
■小児期
・ADHD:反抗的、学校での問題
・双極性障害:不安障害
・共通点:感情的な症状、認知機能の低下
■思春期
・ADHD:行動障害
・双極性障害:抑うつ障害、適応障害
・共通点:薬物乱用、多動性、不注意、衝動性
■成人期
・ADHD:人格障害、薬物使用
・双極性障害:薬物使用
結論、ADHDが大人の双極性障害の発症に対して確実な予測因子であるとはいえないです。ただ、ADHDと双極性障害の子供は、小児期や思春期に共通した問題行動も見られるので、そのような症状が見られたら早め早めに対処することで症状の悪化を緩和できます。
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