対話その8|「自殺」を「自死」と呼ぶべきか

→続きです🙌(長くなってすみません) 今は自殺という言葉を使うことへの抵抗があまりないのですが、それは自殺に対する自分の考え方が少しずつ整理されて変わっていったからかなと思いました。 弟の人生について考えたり、自分がメンタルの調子を崩して起死念慮が湧いたりした時に、私も自殺が持つ二面性について考えました。外から見ると自分で死を選んでいるように見えるけど、本人から見た視点ではもう死という選択肢しか見えない状態で、それは自分で死ぬというよりも自分の中にある悪魔の囁きや病気や環境に殺されるという感覚に近いのではないかな、、と思って。 それから、芸能人の方が自殺で亡くなったり、自死遺族の人に出会って身近な人の自死によってしんどい思いをしている人は結構いるんだなということを知ったことで、自殺はコンディション次第で誰しもに起こりうる事象なんだなって思うようになって、自殺が特別なことではなくなったというか。そこらへんから、自殺という言葉を使うことへの抵抗が減った気がします。 感じ方はそれぞれだから、私もいろんな方の考えが聞いてみたいです。あとwish you were hereの番外編？も楽しみにしてます😁笑

番外編、どんな話がいいですかね〜 もし思いついたらリクエストしてください！笑

考えたことなかったけど、自殺と自死の2つの言葉があることで自分が救われてきたんだなぁって思いました。 私の家族が亡くなったのは10年以上前で、当時は自殺に対する世間の反応がとても冷たかった気がします。 なので、家族が亡くなったことや自分が助けてあげられなかったことはもちろんショックなのですが、「やってはいけない禁忌を家族が犯してしまった」という風に感じてそれに対する恥の感情(決して人には言えないという)も強かった気がします。だから、殺すという漢字が持つインパクトの強さや犯罪を連想させるところから、やっぱり自殺という言葉は重くて苦しかったかな。 自殺・自死からは少しずれるかもしれないけれど、「自死遺族」という言葉に私は救われた気がします。それまではずっと亡くなった人や自殺について焦点を当てて、いろんなことを考えたり後悔したり自分を責めたりしていたけれど、自死+遺族という言葉を知った時、あぁ私って遺族なのか。と思って自分の心をケアする方向に少しベクトルが向いたというか。(伝わりますかね、、？)自殺遺族というのは響き的に癒やされないし…笑

コメントありがとうございます！ 自死遺族という言葉を知ってから自分自身に焦点を当てられたというのは、なるほどなぁと思いました。外から見たら分かりにくい微妙なニュアンスがありますが、それを言葉で共有してくださってとても嬉しいです😊 私も自死遺族という言葉を知ったのは最近のことで、振り返ってみるとそれまでは自殺という行為そのものにばかり気持ちが向いてたと思います。 自分のことを「自殺で母を亡くした人」だと捉えていたときはそれを人に言いにくくて一人ぼっちのような感じがしていたのですが、「自死遺族」という言葉を知ってから、自分と同じような体験をしている人たちの共同体のなかにいるような安心感を感じるようになりました。 自殺と自死という言葉を使い分けることで、自死遺族の人たちが自分自身に目を向けるきっかけを作れるのはすごく大切なことですね。