これまで「聞いとKEY!」では、徳島での暮らしを数年かけて切り拓いてきた人に話を聞いてきた。自分の拠点を持つ人、ものづくりに携わる人、一次産業に携わる人など、様々な生き方のまなざしから、徳島で今を生きることについて見つめてきた。
今回のゲストは少し特別で、今年の2月に徳島に帰京したばかり。聞いとKEY!若手メンバーと同じく、これからの徳島での生活を営んでいく仲間だ。
第10回「聞いとKEY!」のゲストは、パティシエの脇川 裕多さん。「お山のカリカリシュー」が人気の、脇町の老舗菓子店「脇川菓子舗」の長男として誕生。小さい頃から身近にお菓子のある環境で育ち、自然とお菓子職人を目指すようになり高校卒業後は大阪の製菓専門学校に進学。その後、神戸のパティスリーで8年、東京で3年勤めて帰郷した。
現在は、うだつ上がるで間借りでカフェを毎週営業し、地元の食材を使ったお菓子を振る舞っている。妥協を許さない本格的なスイーツの数々に、たちまち人気店となった。イベント出店やお菓子の卸販売などの声もかかり、引っ張りだこである。
そんな脇川さんを、近くで応援してきたラジオメンバー。生まれ育った場所での生活を生き生きと切り拓いていく脇川さんこの半年を一緒に振り返った。私たちの普段の会話から、徳島での"日常"が浮かび上がった。