#0099 村木嵐『まいまいつぶろ』
八代将軍徳川吉宗の長男 長福丸(ながとみまる)14歳。
普通ならそろそろ元服し、跡取りらしく「若様」と呼ばれても良いはずだが、そうではない。
長福丸は身体に障害があり、言語も不明瞭。「あー、うー」としか聞こえない。思いがうまく伝わらないせいか、時折ひどい癇癪を起こす。おまけに、尿意を長く我慢できないらしく、長時間の謁見のあと、長福丸の座っていたところは濡れており、歩いた後には濡れた筋が残る。
そんなことから、家臣の中には長福丸を「まいまいつぶろ(カタツムリ)」と呼ぶ者もいた。そして、彼に九代将軍は無理である、弟の小次郎丸こそ相応しいと考え、長福丸を蔑ろにするのだった。
そんな時、長福丸の言葉を聞き取れる少年が現れた。清廉な人柄で知られる大岡越前の遠縁のものだという。
「まいまいつぶろ」と揶揄された長福丸が大岡兵庫(のちの忠光)と二人三脚で九代将軍家重になる物語。
じんわり泣けました。
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