久々に友人から電話がかかってきました。
時代も変わってしまい、旧電電公社の有線の電話なんか家に引いてないし、一人1台以上のスマホにかかってくるわけです。
業者さんや公共機関以外から自分の電話番号にかかってくることなんて平常時は皆無なので、昨日みたいに久々の知人からの直電はドキッとしますね。
前回リアルに会って話をしたのは約4年前。コロナの前だったですかね。
なんか世の中のモードが変わってしまったので、懐かしいのも会わずに会話が久しいのも特に驚かなくなってしまいました。
どう?元気?みたいな話をして返ってきた返事、口調に早速違和感がありました。
「実は入院してたんだ」から始まった彼の話は重かったですね。
ちょっと聞き覚えの有る感じの口調からして、やっぱり、、、と思いましたが、アルコール依存症の治療をしていたんだと。
正確にはまだ継続「している」ってことなんですが、入院生活から通院になったとのこと。
聞き覚えの有る口調というのは、酔ってないのに少々ろれつが回らない感じに近い発音、平坦な抑揚、早口ではなくゆっくり、判事がワンテンポ以前より遅い、などなど。
以前の上司が、最後の方は重度のアルコール依存症になったときに聞いていた会話口調です。
酒と煙草は、まずほとんどの国では大いなる税収になり得るわけで、その最たる理由は依存性が高い薬物であるということですね。
違法薬物とは全く違うかというと、化学物質であるエチルアルコール、つまりエタノールだって通常飲まない化学物質であるわけです。
人体に摂取されると、様々な影響が症状になって現れるわけですが、その量が大量に長期反復連用されると、当然体が悲鳴を上げるわけです。
体が悲鳴とは言いますが、水にまで分解しきれない薬物(エタノールやその代謝物であるアセトアルデヒドなど)が脳にダメージを与え続けるため、いわゆる精神が病む状態になってきます。
これは、長期にわたり徐々に進むことと、特に日本などでの酒飲み文化フィルターが依存症を容認してしまうことにより、重症化するまで放置されてしまう人がでてきます。
特に「酒が強い」人がこの域に達してしまいやすい。そしていわゆる「酒に弱い」人は、酒が毒物であると体が認識して、気分が悪くなったり頭痛などの急性症状が出たり、嘔吐で毒排除に至ったりするので、短期で復活しやすい。つまり習慣化しにくい。
全世界の中でも特に酒が弱い人の割合が多い中国から日本にかけての人種にもかかわらず、酒を飲むことが社交、特にビジネスの場で関係構築に役立つと考えられることが多いですね。
さらにエタノールという薬物も、連用すると人間に耐性がついてきて、より多量摂取できる体になってしまうことも事実だそうです。
まぁ私は、日本の商売や事業における酒飲み文化は、アルコール依存症製造機だと思います。カネが絡みますから。
文化フィルターが、知らん人の人生まで変えてしまってるんですね。
で、電話をくれた彼は、大量摂取により自宅で意識朦朧となり、出社してこないことに会社が違和感を持ってすぐに自宅に凸ってくれて命拾いしたそうです。3日昏睡だったそうで。
入院治療も初めて聞く壮絶なことばかりで、詳細は省きますが、ともかく1滴でもアルコールを飲んだら、それまでの治療は一気に水の泡決定とのことでした。
入院生活は1年半にも及び、最後の方には病棟仲間(約40人!)の人気者にもなって出所、もとい退院となったとのこと。まぁもちろん会社は解雇、身障者認定で無職ですね。
そして今は、日曜以外は週6日、近くのクリニックに「通院」してるんだそうですが、彼は歩行能力が急激に衰えてしまい、自宅との往復はクルマで送り迎え付きの契約だそうです。
そうでもしないと、ちょっと行けばエタノールはいくらでもそこらに売ってるし、孤独が一番の元の木阿弥製造環境なんだそうで。
ともかく、社会環境!アルコールの過剰摂取や、それにより病みそうな人を阻止する文化がダイジですね。
コンビニで簡単に酒が安く買えて、路上で飲んでも逮捕されない日本、ヤバいです。
シンガポールでは千円チョットの角瓶が1万円だったり、カナダではビールですら、遠くて不便で檻の中に有るリカーショップでしか買えないなど、インフラ的な対策もしたら良いんじゃないでしょうかね。
今さらですが、アルコール依存症はやばいよ、みんなで阻止しつつ、酒は程々に飲もうぜってハナシでした。