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増加する単身+夫婦のみ世帯が過度に求める「静かさ」【1/2】

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隣人が巨大な音量でモスキート音が出し続けるという嫌がらせやら、コメント欄を見て思うのは、静かにするのは親の責任みたいな話はなんなんだろうか、と。一定の配慮はあるとしても、嫌だからモスキート音を書け続けるというのは、一時期の引っ越しおばさんの現代版みたいなもんだろう。しかもこれは地方での問題という。 単身世帯、高齢化と夫婦のみ世帯の増加によって、子供がいる世帯が減少した。特に小さな子どものいる世帯が減少しているのは少子化を見れば明瞭。単独世帯が40%近くになり、夫婦のみが20%、つまりは60%は子供がいない世帯だ。さらに全世帯半数に65歳以上がいるため、夫婦+子供といっても、もはや大きな子供しかいないので、小さな子どもがいる世帯は極めてマイノリティになってしまった。高齢化社会かつ未婚化かつ子無し世帯の増加はこのような構図を生んだ。 さらにチルドレンファーストではなく、年寄優先の概念がまだまだ強い。年寄りほど昔の概念で刷り込まれている。 さらに言えばこの傾向は地方ほど強くなっており、20%以上夫婦と子供のいる世帯が減少している都道府県がほとんど。東京と沖縄のみがマイナス幅が小さい。今後はさらに単身世帯が増加していくことで、 結果として、「静かさ」が日常になっている世帯の人々は、子供のいる「音のある生活」を特異なものとして扱い、排除をしようとする。静かなのが常識で、静かではないのは非常識ということで合意してしまう。 以下、参考。 「音量注意。友人からの相談です。子どもをプールで遊ばせていたところ、にわかに頭痛を訴えて泣くので何かと思ったら、隣人が窓からテレビを外に向け大音量で「モスキート音」を鳴らしていたとのこと。悪いのは隣人か友人か、外遊び=近所迷惑か、政治・行政に何が出来るか。皆さまはどう思われますか。」 https://x.com/ojimakohei/status/1827518474132078763 「単独世帯」が約40%:高齢者の単独世帯の増加 https://www.jili.or.jp/kuraho/essay/2023/9280.html
8月25日
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