近内悠太
「利他・ケア、傷の倫理学」
楢山節考(ならやまぶしこう) 姥捨山(うばすてやま)
70歳を迎える母親のおりん
母親を山へ連れて行く息子の辰平
楢山まいりは、山へ母親を置いたら
言葉を発せず山を降りないといけない。
辰平も母親へ何も言わず、山を降りていた。
そこに雪が降ってきた。
母親のおりんが
「自分が山へ行くとき雪が降るよ。運がいい」
と言っていたのを思い出し、母の元へ戻った。
村の掟を破って母の元に戻った。
母へ「本当に雪が降ったなぁ」と言いたいために。
そして最後の別れの言葉を交わすために。
母親へ最後の別れの言葉を発しないという未来を、
掟を破ることで、自分自身でケアをした。
自分の大切なものを守る。セルフケア。
利他とは掟を破ることで生まれるわけです。
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