自分の抱えてる問題が辛くて認めたくなくて無かったことにしちゃうってことがあります。フロイトは防衛機制とい鵜概念を使ってて、このタイプは否認と言います。
心的負荷の内容を否認してて、「お腹が痛いだけなんです。ストレスとかはないんです」みたいな状態に陥ったりします。これだと内科に行きます。内科では異常無いので精神科行けと言われます。内科のクリニック受診して「精神科行け」って言われた場合は良いんです。精神科に行くからには精神的な訴えをしなきゃいかんと覚悟決めた人しか来ないから。
総合病院の内科で「精神科行け」と言われた人が問題です。同じ病院の精神科に行くからです。
ぼくら総合病院精神科特有の問題。
「ストレスとかはないんで。お腹痛いだけなんで。腹痛だけ治してもらえれば良いんで」になってるパターンあるんです。精神科的な訴えの無い精神科患者になってない人が精神科2来ちゃうのが総合病院精神科ならでは。
「いや精神科行けって言われたから来ただけだし」が成立するんです。市役所で何か言ったら「それは福祉課ですね」と言われて福祉課行った、と同じテンション。別に自分から福祉課に来たかったわけじゃない」の態度になります。
この場合、精神科ほぼ何もできない。心理的な問題は無いと言ってる人に介入できない。「早く腹痛治せ」と迫られる。
精神科行けと言ったドクターと精神科ドクターとが同じ病院にいるからこその問題。
精神科的な訴えを考えずにノープランで来ちゃう問題。厳しいです。