エスピノーサ『スペイン民話集』(岩波文庫)から「グラナダの魔女」を読みます。
アルハンブラ対面のアルバイシン地区の中で最高の絶景地、いま現在常に観光客でいっぱいのサンニコラス広場から、
民謡、そしてフラメンコの歌詞に歌われるベラの塔まで飛んで行った魔女のハナシ。
『ラ・セレスティーナ』という15世紀に書かれた芝居を見た昨秋の衝撃。
その衝撃の要素のひとつが魔女、でした。
この15世紀の当時のスペインでは
貴族から庶民に至るまで
魔術が現実として機能する
と信じられていたそうです。
そういう文化や社会の中にある
民話だろうと思います。
実際どうなのかよくわかりませんが、
キリスト教中心の世の中で、罪悪とされることを罰したり懺悔したりする風土⁈のなか、
それと正反対の「欲望ど真ん中」を叶えてくれるかもしれない存在も必要だったのかも!
と感じました。 #グラナダ #スペイン民話 #魔女 #フラメンコ #アルハンブラ #アルバイシン