⚪︎東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花
主なしとて 春をわするな
意訳)
春風が吹いたなら そのまま太宰府の私の元まで、
その香りを送っておくれ。
私がこの京の紅梅殿から離れても私のことを思い出し、
今日と同じように咲いておくれ。
⚪︎梅の花 紅の色にも 似たるかな
阿呼がほほに つけたくぞある
意訳)
僕の家に咲くこの梅たちは、母様たちがつける紅の色みたい。僕の頬にもつけてみたいな。
⚪︎月夜見梅花
月の耀くは晴れたる雪の如し
梅花は照れる星に似たり
憐れむべし 金鏡に轉じて
庭上に玉房の馨れるを
月耀如晴雪 梅花似照星 可憐金鏡轉 庭上玉房馨
意訳)
この様に澄み切った夜に輝く月の光は、
まるで晴れた日に降る雪の様だ。
その中で咲く梅は、キラキラと輝く星にも似ている。
空には、鏡の様に金に輝く月が素晴らしく、
庭には、宝石の玉(ぎょく)の様に梅の香りが
遠くまで立ち上っている。
⚪︎出典 菅原道真 成美堂出版1985年
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