本の題名は「般若心経」となっていて解釈本のような形態をとっているが、ブッダの「空論」とは何か?仏陀のことを「神秘家」と呼んだOSHOことバグワン・シュリ・ラジニーシが、プーナのコミュニティでの毎朝の講和で語ったものをボランティアのサンニャーシンによってまとめられた。初出はめるくまーる出版から1980年。
今回朗読した箇所は第2話、四つの質問のうちの一つだ。質問者はナーガルジュナ(龍樹)の「空」観と仏陀の「語られざる、定義され得ざる教え」とに違いがあるのか?という問いにOSHOが答えている箇所。
般若心経とは何や?日本の仏教的な解釈がいまいちよくわからない。15年くらい前にヨガに出会いはじめにインスパイアをうけたのがOSHOだった。今更ながらに心に響く。OSHOの本はたいていその頃に読んだが、その洗礼から離れてしばらく経ち本棚の奥の方に押しやられていた。読みたいという友人に全て譲ったが、この本だけは手元に残していた。その時の自分にはよく理解できなかったからだ。
般若心経にはどんなことが云われているのか?OSHOの話しを読んでいると、それはそのまま「なぜ瞑想するのか?」という自分の問いとそして答えへと連動していく。ずいぶんと周り道したがようやっと、「はじめ」に辿りついた感じ。インドの叡智(大乗仏教はインドでは絶えたが)はインドからのダイレクトに限ると再確認する。ヴェーダーンタ哲学、ヨーガ哲学がOSHOの語るブッダの教えに繋がり理解が深まる。ただいまOSHO!!