さくら のちに
さくら散り
さくら流れて
宇宙(そら)の果て
時間(とき)を超えて
命を超えて
咲きほこる
地上からすがた消しても
形変え
さ 熱を帯び
く 身震いしながら
ら 解き放つ
おおきな
おおきな
火の霊(ひ)の花びら
はるか昔
こおろ こおろ
左回りに
右回りに
天沼矛(あめのぬほこ)から生み出した
このひのもとに
沁みわたり
開き続ける
生(い)の血のように
生(い)の智のように
さ
く
ら
宇宙(そら)の果てから
響きつづける
ひとに
見果てぬ夢
短き生の
哀しみ
ことほぎ
えいえん
・ことほぎ…祝福、喜び
・天沼矛…古事記には、伊邪那岐命と伊邪那美命が天浮き橋(あめのうきはし)に立って、天沼矛で、渾沌とした大地をかき混ぜたところ、矛から滴り落ちたもので国生みをしたとあります。
⭐️音楽…YouTube「桜舞う」から
#桜 #古事記 #伊邪那岐命 #伊邪那美命