貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」
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本書は、「貧困は自己責任ではない」という衝撃的な問いを投げかけます。長年貧困層を取材し、「なぜできないのか?」という行動の背景を問い続けた著者・鈴木大介。自身が脳梗塞で高次脳機能障害を経験後、かつての取材対象者同様、「不自由な脳」による困難を実体験し、その問題の根深さを痛感します。
この「不自由な脳」とは、健常者には理解しにくい脳の認知機能や情報処理能力の低下を指します。約束が守れない、仕事が遅れる、判断力や自己決定能力の喪失、そして「脳性疲労」など、本人の努力ではどうにもならない症状を伴うのです。
本書は、貧困が個人の怠惰ではなく、こうした「働けない脳」による二次的な症状であると解き明かします。自己責任論を払拭し、見えづらい脳の不自由を抱える当事者の実態を鮮やかに描写。貧困に苦しむ人々を安易に断じることなく、その根底にある脳の問題を理解し、適切な支援へと繋がる新たな視点を提供する一冊です。
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