車に限らずコーティングというのは世間一般に広く浸透している技術ですね。
本来の素材に別の素材を塗るか覆うかして包み込むことですが、本当に奥が深い。
昨日、予約してきたカーコーティングってのをやってきたので、思う所を少々書いてみます。
そもそもどうしてコーティングなんかするの?ってハナシですが、正直なところ、手を抜きたいからなんです。
クルマ生活をしてますと、どうしても身だしなみ的に?クルマをそれなりにキレイにしておかなければならない「みたいな」風潮がありますよね?
そんなわけで、走りゃ汚れるので定期的に洗車とかワックスとかの手間が生じてしまうのです。
洗車したら塗装が痛むとか言いますが、洗車しなくても走れば日光やチリや砂などで年々塗装は傷ついていくので光沢はくすんできます。
雪国生活やそこからのスキー帰りのように、全身(全車?)泥だらけでも全然気になりませんという人もいますが、さすがに手や服が汚れちゃう状態で放っとくわけにもいきません。
そして洗車!ってことになりますが、今まではワックスがけをしてつや出ししておくのがポピュラーでした。
ただこれ、それほど効果が持たないので、少なくとも年に数回、マニアになると2週に一回洗車とワックス掛けするなんて友人もいました。
いやいや私はそんなめんどくさい事はできないのですね。
そこで近年登場したのがカーコーティングです。
目的は綺麗に見せる期間を長くできるということ。
そのキレイの定義もなかなかむつかしいのですが、多くの場合、
・塗装面がピカピカ光沢をもっていること
・汚れがつきにくく、水洗いで落ちやすいこと
・日光・チリやホコリなどで塗装が傷まないこと
あたりの性能が求められます。
塗装される物質の性能によって、それぞれの品質が変わります。
もちろん性能が高いと、お値段も高いよ、と。
じゃぁ最高のにしとけば長持ちして楽じゃん、となりますが、問題はものすごく高い!こと。
じゃぁ安いのでOK?と訊けば、半年から1年だよ、と。
なんでそんなに違うの?と店員さんがヒマーーなときにいろいろ教えてもらいました。
どれもワックスよりは全然良いのは確かだということは当然として、
まず廉価版はポリマーコーティングです。
ポリマーコーティング
液体のポリマー、つまり高分子物質を自動車ボディの表面に上手く塗って自然乾燥させれば、丈夫な被膜ができるという仕組み。
このタイプならDIYでもやりやすいとのことです。
皮膜の硬度が硬いほうが傷つきにくいのですが、このポリマータイプは鉛筆で言う2~3H程度。
紫外線・酸性雨・熱・花粉・油脂には弱い傾向。
ということで、ポリマーコーティングは安価で簡単なぶん、長持ちはしないのですね。
その上のランクは
ガラスコーティング
紫外線・熱に強い。硬度は6H〜9H。皮膜の厚みは0.3〜1μm程度。
シリカやシロキサン類を主成分とし、比較的単純な無機化合物でできていて、硬度や耐久性が高い
最上級は
セラミックコーティング
ナノセラミック粒子や炭化ケイ素(SiC)なども含む複雑な化学組成で、分子レベルでの結合力が強化されているので、被膜が厚く(約1~10μm)硬度・耐薬品性・耐熱性に優れる。
重ね塗り(多層化)が可能で、より強固な保護膜を形成できる。
酸性雨や融雪剤などの化学物質に対しても非常に高い耐性を持つ。
お店側でも、どうせコーティングするなら良いモンおすすめしますよ〜ん♥とか進めてきますが、上記三種類提案してくるということは、やっぱり中間、松竹梅の竹=ガラスコーティングが売れ筋ということですね。
実は今までに二回ほどこの松を試して、3年というところを5年くらいはいけることを実感はしているので、うむ、やっぱ松でいっか、ってことになったわけです。
たしかに塗装もまぁきれいな感じが続くし、まぁ汚れはつきにくく、水で簡単に流せる感じが続きます。
雪国行って帰ってきたときだけ洗車機に放り込んでしまいますが、ちゃんと拭き取れば傷にもシミにもならないですね。
松は高級車の方向けかと勝手におもっちょりまっす。はい。
あ〜、行動心理学そのものだわなー。梅でも実は結構な出費なのに松より良いかってことで竹になるんですわ。結構な出費なのですわ。
でもまぁめんどくさがり屋にとっての手間と時間と考えれば、良い買い物かもしれません。実際リピータになってしまってるしねぇ。。。
参考:今回私が施工したメニュー
https://www.yellowhat.jp/store_service/polymer/platinum.html
プラチナZコーティング@イエローハット
SSサイズ27,500円でした。
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