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お久しぶりです、蓮城院のコウブンです。 東京での勉強会に参加しており、多忙で少し放送が空いてしまいました 。
今日は少しシリアスなテーマ、「死」についてお話しします 。 というのも、先日、お寺の坐禅会に来てくださっていた方(Aさん)が亡くなったとのお知らせを受けました 。
Aさんはとても真面目な方で、坐禅会では毎回、初心者のためのお作法の説明を「忘れちゃうから」と真剣に聞いてくださっていたのが印象的です 。
実は亡くなる少し前、Aさんから「病気の苦しみが、坐禅によって一瞬でも和らぐことができた。坐禅が私の救いになった」という言葉をいただきました 。 坐禅会を続けていく中で悩むこともありましたが、そのAさんの言葉に、私自身が救われたのです 。
この「思いの循環」や「支え合い」は、仏教でいう「摂衆生戒(しょうしゅじょうかい)」という教えにも通じます 。
大切な人を失った時、私たちはどう向き合えばいいのか。 故人との思い出を振り返り、そこから受け取った温かいものや大切な教えを、今度は自分が別の人へつないでいく 。 そうすることで、悲しみは人生の豊かさに変わり、故人の思いも私たちの心の中で生き続けるのではないでしょうか 。
今日は、Aさんへの感謝と、私たちが死とどう向き合うかについて、今の気持ちを率直にお話ししました 。
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