今回も音楽の根源的な意味について考えます。前回、思わず使ってしまった「全能感」という言葉は心理学的には幼少期の万能感のことで、これは成長とともに乗り越えるべき感覚とされています。しかし、人が成熟して近代的な個人を確立することによって、乗り越えたかに思える「全能感」を呼び覚ましてくれるところにこそ、音楽の計り知れない力があるのではないでしょうか。「全能感」を宇宙と人間の一体的世界を触知する感覚と、肯定的に解釈すれば、人がコンサート会場に足を運ぶ理由も自ずと明らかになるはずです。(竹内)
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