今回は、昨年出版した電子書籍の中から、人間関係について書いた一節をご紹介したいと思います。
日々のちょっとした気づきが、人との関係を少しあたたかくするきっかけになれば――そんな思いを込めて、読み上げました。よろしければ、どうぞお聴きください。
自分ひとりではどうにもならない悩みを抱えたとき、信頼できる友人に思い切って打ち明けることもあるでしょう。ところが、こちらの気持ちがうまく伝わらなかったり、期待していた反応と違って、かえって心が傷ついてしまった経験はないでしょうか?「ああ、相談なんてしなければよかった」と深く後悔したことがある人もいると思います。
悩みを抱えたとき、親友に相談するのが一番よい方法だと考える人は少なくありませんが、いつもそうとは限りません。親しい間柄であっても、必ずしも適切な相談相手とはいえない場合があるからです。相手の選び方を間違えると、状況が悪化してしまうことさえあります。だからこそ、誰に打ち明けるのかを選ぶときには、慎重さが求められます。
この節では、悩み相談のベストな相手が親友とは限らない理由について、丁寧に掘り下げてお伝えしていきます。