■本日ご紹介する資料
ジェネリック医薬品ガイドブック
https://www.jga.gr.jp/assets/pdf/general/request-list/shittoku-panph-B5.pdf
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#医療 #健康 #スタエフ医療部
■AI要約(誤字はご勘弁ください)
12月22日の「ジェネリック医薬品の日」にちなみ、内科医のたけお先生がジェネリック医薬品(後発医薬品)の安全性、品質、そして選ぶメリットについて、リスナーの疑問に答える形で詳しく解説しました。以下にその内容を要約します。
### ジェネリック医薬品とは
ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)の特許期間が終了した後に、同じ有効成分を使用して製造・販売されるお薬です。新薬と同等の効き目や安全性が確認されており、価格が安く設定されているのが特徴です。
### なぜ低価格なのか
「安かろう悪かろう」という懸念を持つ方もいますが、安さの理由は開発コストの差にあります。新薬の開発には数百億円規模の莫大な投資と長い年月が必要ですが、ジェネリック医薬品はすでに有効性が確認された成分を利用するため、開発費用を大幅に抑えることができ、それが価格の安さに反映されています。
### 品質と安全性の確保
ジェネリック医薬品は、国による厳しい審査をクリアしなければ販売できません。
1. **同等の有効成分:** 成分の種類や量は新薬と全く同じです。
2. **品質管理:** 新薬と同じ「GMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)」に適合した工場で、厳格な管理のもと製造されています。
3. **生物学的同等性試験:** 体内での吸収スピードや効果が新薬と同等であることが、試験によって証明されています。
### 添加物と独自の工夫
添加物は新薬と異なる場合がありますが、これは有効性に影響を与えない範囲で、より使いやすくするための工夫として利用されます。
* **飲みやすさの向上:** 錠剤を小さくする、ゼリー状にする、味や匂いを改良するなどの工夫がなされています。
* **誤飲防止:** 薬の名前を大きく印字したり、色を工夫したりして、飲み間違いを防ぐ配慮がなされた製品も多いです。
### 医療費抑制への貢献
現在、日本でのジェネリック医薬品の普及率は約85%に達しています。個人の窓口負担を軽減するだけでなく、国民医療費全体の抑制にもつながるため、国も推奨しています。
### 結論
たけお先生は、「医学的な特別な理由がない限り、ジェネリック医薬品は安心して服用できるもの」と強調しました。薬局での希望カードの活用や、主治医・薬剤師との相談を通じて、賢く選択することが推奨されます。
最後は、先生お決まりの「しんしんジャンケン(今回はチョキ)」で締めくくられました。自身の健康と家計のために、ジェネリック医薬品への理解を深める良い機会となる放送でした。