🟣《ひとなり》として焦点が二つある楕円の如く、それでもYes!と言う(9:45)2026.1.13 なりっちの収録・配信
https://stand.fm/episodes/69658ccbf72f6e57da189ffa
🔵今朝の放送の要点筆記 とpurpleさんのご感/想/考
*今朝の「よみききの世界」
- **収録の情景**
・冬の朝、エンジンをかけず寒い車内スタジオにて収録。
・冷気の中での語りが「いま・ここ」に立ち上がる感覚を強調。
- **今日のテーマ:「対話」と「ひとなり(ひとなりっち、人成り)」**
・他者(Iさん)との対話、自己リフレクション、さらにそれを再反映する“多層的対話の往還”を実践。
・新造語「人なり」=「人であるなり」「人になりなる」の二重性。
・生成しつづける存在としての人──“なること”そのものを生きる姿勢。
- **概念:「全球的・全時的今」**
・「全時的今」とは、過去・現在・未来が分断されず、ひとつの生起点として共存する時の在り方。
・大貫隆『イエスと言う経験』(2014、岩波現代文庫)第Ⅷ章「全時的今を生きる」に触れながら、「今」を単なる瞬間でなく、生成の場として捉える。
・個人的経験と世界的状況とが楕円のように二焦点化しつつ、包摂される時間意識。
- **自由学園での学びと相互並進**
・キリスト者・大貫隆氏、および哲学者・田口玄一郎氏からの影響。
・「相互並進」という学びの姿勢。
・「ゴール」という語が示すのは到達点ではなく、*教会(boundary)=限界=境界*の意味。
・超える/包む関係としての「境界」がテーマ化される。
- **「楕円の哲学」と「時空間・人間(じんかん)」**
・限界や境界(きょうかい)が二つの焦点をもつ楕円のように抱きあう。
・「時空間・人間(じんかん)」──「ひととひととの間」「関係性/相互性」を意味する概念。
・かつて社会科教師時代に創発された「人間(じんかん)史」概念からの思想的延長線上に位置づく。
- **ヴィクトール・フランクル『それでも人生にイエスと言う』**
・『夜と霧』の著者フランクルの思想に通じて、人生への肯定=「イエス」という行為を軸に省察。
・研究者としての手放し、他力への委ねを率直に語る。
- **結語**
・寒さの中で思索を終え、「それでも人生にイエス」を再び手に取る予告的余韻。
・「次回までごきげんよう。またね。」
### purpleの一言コメント
> 「全時的今」と「時空間・人間(じんかん)」という二つの語が、今朝の語りを根底から照らし直していますね。
> 前者は“時”を貫く重奏的生成の意識、後者は“人”をつなぐ共鳴的共在の意識。
> 両者が交わるところに、「人なり」という生成体としての自己が姿をとります。
> それは“教育”を越えて、“いのちの対話”そのものとして響いているように感じました。
書誌情報
🟣大貫 隆(2014)『イエスという経験』岩波現代文庫
🟣V.E.フランクル(1993)山田邦男・松田美佳訳『それでも人生にイエスと言う』春秋社
・成田 喜一郎(Blog)「V.E.フランクル(1993)『それでも人生にイエスと言う』ノート」(改訂版)
https://holisticeducation2011.blogspot.com/2016/12/20161218.html
*画像は、フランクル(1993)春秋社刊の書影(一部)